ユーロスターの乗り方まとめ:チケット予約から運行状況の確認方法まで完全ガイド

パリをはじめとするフランスの都市と、ロンドンやブリュッセルなどの海外都市を結ぶユーロスター。飛行機よりも手軽かつ短時間で移動できるため、ヨーロッパ旅行の交通機関として人気があります。

ここでは、チケットの買い方や乗車までの手順、スーツケースの持ち込み制限など、最新の情報をご紹介します。

ユーロスターの路線と主な停車駅

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ユーロスターには、現在5つの路線があります。そのうち2路線は、季節限定の運行です。

主な停車駅は、ロンドン(セントパンクラス駅)、パリ(北駅)、ブリュッセル、アヴィニョン、ブール・サン・モーリスです。

  • ロンドン〜アシュフォード〜リール〜ブリュッセル(通年)
  • ロンドン〜アシュフォード〜カレー〜リール〜パリ(通年)
  • ロンドン〜アシュフォード〜マルヌ・ラ・ヴァレ(ディズニーランドパリ)(通年)
  • ロンドン〜アシュフォード〜ムーチェ〜ブール・サン・モーリス(冬季)
  • ロンドン〜アシュフォード〜アヴィニョン(夏季)

ユーロスターチケットの予約方法:安くチケットを買う方法は?

ユーロスターのチケットは、公式サイトでオンライン購入し、eチケットだけで乗車できます。

乗車料金は、乗車する時期や時間帯、チケットを購入するタイミングや座席のクラス、乗車客の年齢などによって異なります。

「公式サイトで発売直後に購入」が一番お得!最大80%の価格差も

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ユーロスターのチケットは、発車日の180日前から発売されます。チケット発売直後と発車日直前の価格を比較すると、最大80%の差がある場合も。

購入サイトは、公式サイトが最安値です。Rail Europeなど、日本語が使えるサイトもありますが、チケット料金は割高になります。英語やフランス語での操作に問題がなければ、公式サイトでの購入がもっともお得です。

とはいえ、Rail Europeには、いざという時に日本語のサポートが受けられるというメリットがあります。購入1回あたりの手数料が1500円かかりますが、複数枚購入するのであれば、安心料として払う価値はあるかもしれません。

夏休み時期など、ハイシーズンの早割チケットは発売直後に売り切れてしまうこともあるため、旅程が決まり次第すぐに手配するようにしましょう。

また、同日であっても時間によってチケット料金は異なります。

ユーロスターに学割はなし。25歳以下は「ユース料金」で乗車可能

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ユーロスターに、いわゆる学割はありません。ただし、乗車時に25歳以下の人には、ユース(若者)料金が適用されます。チケット購入の際に、「Youth」のカテゴリを選択しましょう。

また、60歳以上の乗客にはシニア料金、12歳以下の乗客には子供料金が適用され、大人料金よりも割安にチケットが購入できます。

チケットのキャンセルと変更

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ユーロスターのチケットをキャンセルする場合、ビジネスプレミアクラスのみ、料金が返金されます(購入から60日以内)。

その他のクラスに関してはキャンセルにともなう返金はなく、変更についても手数料がかかりますので、注意しましょう。

チケットの種類ごとの規定は以下のとおりです。

  • スタンダード:キャンセル返金なし、変更手数料 40ユーロ(1人)
  • スタンダードプレミア:返金不可、変更手数料 40ユーロ(1人)
  • ビジネスプレミア:返金可(60日後まで)、変更手数無料

ユーロスター乗車の流れ:eチケットならスマホひとつで乗車可能!

ユーロスターの改札は、チケットにプリントされたバーコードをかざして通過します。eチケットなら、スマホの画面をかざすだけで入場でき便利。

紙のチケットを発券したい場合は、駅の自動発券機や、自宅のプリンターで印刷することもできます。また、追加料金を支払って、紙のチケットを自宅に配送してもらうことも可能です。

入国審査のためパスポートを忘れずに。乗車手続きは発車30分前まで

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ユーロスターは国境を超える列車なので、乗車前と乗車後に出入国審査があります。パスポートの他、飛行機のチケットや帰りのユーロスターチケットなども出せるように準備しておくといいでしょう。

発車時刻の30分前には乗車手続きが終了してしまうため、1時間前には駅に到着することをおすすめします。ゲートが混雑していることも多々ありますので、特に初めて使う駅の場合は、時間に余裕を持って行動しましょう。

なお、ビジネスプレミアクラスは、発車時刻の10分前まで乗車手続きが行われます。

出発ゲートは電光掲示板で確認。移動距離に要注意

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ユーロスターの乗車手続きは、発車時刻の約1時間30分前にスタートします。

乗車ができる時間になると、電光掲示板に出発ゲートが表示されますので、案内標識を目安に発車ホームまで移動しましょう。あらかじめ、ユーロスター専用の待合室で待機しておくと、すぐに移動することができます。

出発ゲートまで距離があると、移動に思わぬ時間がかかる場合も。なるべく早めにゲート付近まで移動し、飲み物や軽食などの買い物はホーム近くのスタンドで済ませるようにしましょう。

スーツケースの持ち込み制限は最長85cmまで

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スタンダードクラスの大人ひとりあたりが持ち込める荷物の上限は、以下のとおりです。

  • 大きな荷物2個(最長85cmまでのスーツケース、スキー用具など)
  • 小さな手荷物1個(ハンドバッグ、ブリーフケース、パソコンケースなどの身の回り品)

ビジネスプレミアの場合は、大きな荷物3つと手荷物1つまで持ち込み可能です。
詳細は公式サイトで確認できます。

サイズ上限を超える荷物は、車内には持ち込めません。ユーロ・ディスパッチという公式配送サービスを予約し、到着先の駅でピックアップすることになります。

自転車を持ち込みたい場合は、事前に車内スペースを予約する必要があります。持ち込み料金は30ユーロ。予約の問い合わせは電話(0344 822 5822 )かメール(EuroDespatch@eurostar.com)で行うことができます。

運行状況や遅延はユーロスター公式サイトで確認

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ユーロスターの運行状況や遅延情報を知りたい場合は、公式サイトの「Live Travel Information」ページで確認ができます。

出発駅と到着駅を選択すると、画面下に発着予定時刻が表示されます。遅延等がない場合は、「On Time」の表記があります。

ユーロスターを活用してヨーロッパ周遊を楽しもう

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国内旅行感覚で海外の都市に行けるユーロスターは、ヨーロッパ周遊の足としてもおすすめです。

遅延することも少なく、いったん乗車してしまえば目的地まで直行できるため、旅慣れない人にも親切な交通機関だと言えるでしょう。

各種割引もうまく活用して、お得に旅行を楽しんでくださいね。

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