フランスでウーバーを使うには:乗り方やおすすめの利用方法を紹介
Travel | 2020-07-27
フランスでは流しのタクシーをつかまえることが禁止されているため、タクシー乗り場以外の場所にも気軽に配車でき、フランス語を話す必要もないウーバーは、旅行客にとって便利な存在。
今回は、ウーバーの乗り方や、トラブルと注意事項、おすすめの利用方法についてご紹介します。
フランスではウーバーは禁止されている?噂をファクトチェック
一部の旅行者の間では、「フランス・パリではウーバーが禁止されている」という噂も広がっているようです。結論としては、フランスではウーバーが禁止されているという事実はありません。
タクシードライバー組合や政府の意向により、フランス国内における「Uber POP」の使用には罰金が科せられるようになりましたが、ウーバー側がこの費用を全額負担する対応をとったため、今でもウーバーのドライバーを多く見かけるのが実際です。
とはいえ、労働者の権利が強いフランスにおいては、将来的にウーバーの完全禁止が決まらないとも限りません。状況は都度確認しておくのが安全だと言えるでしょう。
フランスでのウーバーの乗り方
フランスでウーバーに乗る際の手順は、基本的には他の国でウーバーを利用する際と同様です。
以下で、具体的な手順や注意事項をご紹介します。
アプリをダウンロードし、乗車場所と車種を指定
ウーバーを初めて使う場合には、まずアプリをダウンロードしましょう。氏名や電話番号、メールアドレス、支払い方法などを登録してアカウントを作成します。
登録が済むと目的地設定の画面になりますので、行きたい場所の名前や住所を入力しましょう。
次に、車のサイズを選びます。「UberX」は少人数や荷物が少ない時、「VAN」はグループでの利用や、大きなスーツケースを2つ以上持っている場合におすすめです。
また、事前配車したい場合には、車の到着日時を設定することもできます。
乗車時は必ずドライバーの確認を
ドライバーが目的地に近づくと、おおよその到着時間が表示されます。
到着後、ドライバーから登録した電話番号に連絡が入りますので、車を見つけるのにも苦労はありません。
車を見つけたら、アプリに表示されているナンバーとドライバーの顔写真を確認のうえ、必ず口頭でも本人確認を行いましょう。
乗車後はドライバーの評価をして終了
乗車後は、アプリ上でドライバーの評価を行いましょう。荷物を運んでくれた、感じが良かったなど、お礼の気持ちを表したいなら、チップを追加することもできます。
フランスでウーバーを使う時の注意事項とおすすめ利用法
日本でウーバーを利用した経験があっても、慣れない外国で使う場合にはまた勝手が違うこともあるものです。
ここでは、現地スタッフが実際に経験したトラブルと注意事項、おすすめの利用方法をご紹介します。
ドライバー到着から7分を経過すると自動キャンセルになるので注意!
ウーバーで配車依頼をした場合、ドライバーが現地に到着してから7分経過しても乗車しないと、自動キャンセルになってしまうことがあります。
これが、ドライバーのビジネスの機会を無駄にしないための救済措置ですが、ライダー側からすると、せっかく配車したウーバーをキャンセルされた上、配車料金だけを取られることになってしまい、非常に損です。
慣れない場所で配車する時は、確実に乗り場に到着できる時間や場所を設定するよう、注意しましょう。
複数のメールアドレスや電話番号を登録すると、使用停止のリスクも
海外でウーバーアプリを使う際に注意したいのが、重複登録によるアカウント停止です。
日本で利用したアカウントに、新しく現地の電話番号やメールアドレスを紐づけると、重複登録とみなされて配車サービスが使えなくなってしまう場合があります。
このような状態になった場合は、サポートセンターにメールか電話で問い合わせをしましょう。通常であれば、当日中か翌日には対応してもらえることがほとんどです。
早朝の移動や時間に余裕のある時には、ウーバー利用がおすすめ
ウーバーはタクシーよりも割安になる場合もありますが、混雑状況によっては予想外の高額になってしまうことも。特にパリなどの大都市では、渋滞にはまるとなかなか抜け出せず、目的地まで時間がかかってしまうことも少なくありません。
フランスでウーバーを使うなら、早朝や深夜など、交通量の少ない時間帯にするといいでしょう。フライトの時間などによっては、空港から市内までの交通機関が止まっている可能性もありますので、ウーバーが非常に便利です。
パリでは流しのタクシーを捕まえることは禁止されており、必ずタクシー乗り場に行かなければならないため、数十分後に現在地へ直接配車したい、という場合にも役立ちます。
ウーバーは目的と状況にあわせて使いこなそう
割安な移動手段として人気のウーバーですが、時間帯や状況によっては、不便になってしまうことも。
一方、タクシー乗り場以外でも乗ることができ、フランス語ができなくても簡単に配車・目的地設定ができるなど、メリットも多くあります。
比較的時間に余裕がある時に、うまく使いこなせるといいですね。